ドイツ プロダクトデザインの歴史
「日本におけるドイツ年 2005/2006」の公式イベントとして、『GERMAN DESIGN展~プロダクトデザインの歴史と変化~』が、新宿のリビングデザインセンターOZONEにおいて11月10日ー29日まで開催されました。
在日ドイツ企業15社が、それぞれのプロダクトデザインの<起源・過去・現在・未来>の姿を紹介しました。
グローエジャパンは、”入浴”をテーマに、水栓金具のデザインの移り変わりを、パネルや当時の製品を展示してご紹介しました。

ドイツ国旗の色 赤・黒・黄でまとめられた会場
起源~ヨーロッパの入浴の歴史
人々が湖や川で沐浴を行っていた頃、水差しや木の桶で水を汲み上げて使用したのが、最も原始的なシャワーといえるでしょう。
ローマ帝国時代には、ヨーロッパ各地にローマ式の公衆浴場が誕生しました。一度に1600人が入浴できたというカラカラ浴場には、プールや図書室が備えられ、人々の社交場として人気を集めました。
また時代を通じて、入浴には、体の洗浄のほかに、宗教儀式の役割や病気治療の目的もありました。
過去~水栓金具の登場
近代になると、各家庭にバスルームが設けられ、より快適に入浴できるようになりました。
1936年、フリードリッヒ・グローエにより創業されたグローエ社は、水栓金具の販売を開始します。
水を開閉する単水栓のほか、浴槽にお湯を溜めるための、真ちゅう製の2ハンドルタイプの混合栓や、シャワー用と吐水を切り替えることの出来るバス・シャワー混合栓が登場しました。 (写真は1940年代のグローエ製品)
現在~サーモスタット付き混合水栓
サーモスタット機能付きの浴室用混合栓が一般的になりました。
「グローサーモ 3000」混合栓では、右手の開閉ハンドルをまわすとほぼ同時に、あらかじめ設定した温度のお湯を出すことができます。左手の温度調整ハンドルをまわすと、サーモスタットが瞬時に水と熱湯の比率を調整し、希望の温度に混合します。
湯側の通水路を水が覆っているため金具の表面が熱くなりすぎることがなく、安全、快適に使用できます。
未来~サーモスタット付きシャワーパネル 
ヨーロッパでは、シャワーを浴びるためのシャワーブースが普及しています。
日本でも今後、浴槽とは別にシャワーブースを設けるスタイルが増えていくでしょう。
F.A.Porscheデザインによる「F1 シャワーパネル」は、ヘッドシャワー、サイドシャワー、ハンドシャワーの機能をひとつのパネルに集約した、スタイリッシュな多機能シャワーシステムです。サーモスタット機能をそなえ、温度調節も簡単、安全に行うことができます。
日本の水栓業界の成長にも寄与してきたグローエの製品とデザインの歴史を、多くの来場者にご覧いただきました。
グローエの展示物は、現在リビングデザインセンターOZONE 7Fのグローエショールーム GROHE DESIGN SQUARE にて、ひきつづき展示中です。
