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新チーフデザイナー ポール・フラワーズに聞く

グローエはこのほど、ポール・フラワーズを新しいチーフ・デザイナーに迎えました。

フラワーズのデザインコンセプトは、流行に迎合しないモダン。それはグローエの前進的なデザイン戦略にマッチします。フラワーズのデザイン哲学とグローエでのヴィジョンについて聞きました。

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ポール・フラワーズ

あなたにとって「よいデザイン」とはどのようなものですか。

よいデザインとは、形状や機能を超越したもの。製品に対してまるで友達のように愛着をもつ、そんな感情的な繋がりを持てるものです。そして、その製品の性能を直観的にユーザーに伝え、ライフサイクルを通じてユーザーを喜ばせ、驚かせ続けるものです。

インダストリアルデザイナーとして、クリエイティビティを業界のスタンダードに組み込む必要があります。デザイン表現に制限を感じますか。

逆にそれは、全てのプロセスをとても面白くチャレンジングなものにします。決められたフレームの中で革新的なものをデザインするには、創造力をエクササイズすることを求められるし、結果としてエキサイティングで意味に満ちたものが生まれることがよくあります。

日常生活で使用するものをデザインするのは、特別に大変なことですか。

その製品が人々の日常生活を向上させる可能性があるということに、わくわくします。特に様々なニーズや要望を考慮しなければならない大量生産品をデザインすることには、やりがいを感じます。

デザインを始める前に、その製品に関するテクノロジーを全て知っている必要がありますか。

その製品がどのように機能するのかを理解することは助けになるし、情報は多いほうが良いと思います。技術的な要素がその製品の主な特徴であるような場合は特に、そのことがデザインを通じてユーザーに伝えられるべきです。
よいデザイナーは、エンジニアリング、心理学、ブランド、マーケティングなど、成功している製品のもつ、様々な側面を理解している必要があるのです。

デザインのプロセスで、生産部門のスタッフと一緒に作業をすることはありますか。

デザインが、その会社の様々な規律と調和することは重要なこと。生産部門との密接なコラボレーションは、適切で生産可能なデザインを生み出すことに繋がり、開発のサイクルを縮小することにもなります。

あなたのデザインコンセプトのヴィジョンはどんなものですか。

私は4つの価値に基づいた非常にシンプルなデザイン哲学を持っています。それは、まず、責任(Responsible)。私達は、デザインが環境に与えるネガティブインパクトを減らす責任があります。それは最適な材料を選び、無駄を減らすことから、ユーザーが愛着を持って長期間使える製品をデザインすることまで、様々な方法で行います。

次に適切さ (Relevant)。目的のあるデザインと革新性の両立です。誰のためにデザインするのか、デザインから生み出されるトータルな経験を常に意識しています。

そして創造性(Creative)。私達は、世界をわくわくさせ、パラダイムに挑戦して壊し、将来に影響を与え、形作る能力があります。

4つ目は感情に訴えること(Emotive)。機能性を超えた、ユーザーとのエモーショナルな繋がりをつくります。

グローエのために働くにあたって、特別に期待することはありますか。

五感を刺激し、ほかの水栓メーカーにはないユニークな経験を提供するブランドデザインをしていきたい。グローエはその卓越した機能性と品質だけでなく、使う人を感動させるデザインで知られることになるでしょう。
最近の傾向ですが、家の中での境目がより明確でなくなってきています。すでに多くの国でキッチンとリビングルームの融合が進んでいる。テクノロジーの進歩とエンターテイメントの多様化がバスルームのコンセプトにも影響を与え、体を清潔にするためだけの機能的な場所から、心身ともにリラックスするための場所へと変化してきている。これは、グローエにとり、大きなチャンスです。

■プロフィール
ポール・フラワーズ、イギリス生まれ、33歳。国際的に活躍するインダストリアルデザイナー。
前職は、家電メーカー エレクトロラックス社イタリア支社。

Kitchen Coffee Tv5
フラワーズのこれまでにデザインした製品

左からキッチンカウンター、コーヒーメーカー、プラズマテレビ


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